「ストレスが多いと体に良くない」とよく言われますが、その中でも見落とされがちなのが「マグネシウム不足」です。実はストレスとマグネシウムは非常に深い関係があるんです。
まずストレスを感じると体は「戦う・逃げる」状態、いわゆる交感神経優位になります。このとき神経は強く興奮し、体は緊張状態に入ります。本来この興奮を抑えるために働くのがマグネシウムです。つまりストレスがかかるほど、神経の興奮を抑制するためにマグネシウムがどんどん消費されていきます。
さらにストレス時にはストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されます。この影響で腎臓からのマグネシウム排出が増え、体の外へ流れ出てしまいます。つまり「使われる量が増える+排出も増える」という二重の理由で、不足しやすくなるのです。
マグネシウムが不足するとどうなるのでしょうか?まず神経のブレーキが効かなくなり、興奮しやすい状態が続きます。すると筋肉は緩みにくくなり、首や肩の凝りが慢性化します。この状態が続くことで血流も悪くなり、結果として緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。
また神経が過敏になることで、光や音などの刺激に反応しやすくなり、偏頭痛の誘発にもつながります。実際にストレスが多い時期ほど頭痛が増えるという方は非常に多く、これは単なる気のせいではなく、体の中で起きている変化が影響をしています。
さらに自律神経のバランスも崩れやすくなります。
本来、リラックスを担う副交感神経が働くことで体は回復しますが、マグネシウム不足になるとこの働きも弱くなります。その結果「寝ても疲れが取れない」「朝から頭が痛い」といった状態につながります。
ではどうすればよいのでしょうか?大切なのは、ストレスをゼロにすることではなく、「消費される前提で補うこと」です。ナッツ類、海藻、豆類、みそ汁などを日常的に摂ることで、血流の改善にもつながります。
ストレス社会の中で、マグネシウムは不足しやすい栄養素です。だからこそ意識的に補うことが頭痛や慢性的な不調の予防につながります。「最近なんとなく調子が悪い」と感じている方は、ぜひ一度、体の内側からのケアを見直してみませんか?
