「荷物を持った瞬間に腰が痛くなった」「中腰作業の後、腰がツライ」
このような腰痛は非常に多く、日常生活や仕事の中で起こりやすい症状です。
なぜ重い物を持つと腰痛になるのでしょうか?
〇腰には、強い負担が集中している
重い物を持つとき、身体は”テコ”のように働きます。
荷物が身体から離れるほど、腰への負担は何倍も増えてきます。
例えば5kg程度の荷物でも、前かがみで持つことで腰には数15kg以上
10kg程度の荷物を持つと、腰には、30kg
20kg程度の荷物を持つと、腰には、60kg
30kg程度の荷物を持つと、腰には、90kg以上のストレスがかかることがあります。
特に危険なのは、
前かがみ、中腰、ひねる、急に持ち上げるこの動きです。
これらは椎間板や腰の筋肉へ大きな負担をかけます。
〇椎間板への圧力
背骨の間には、「椎間板」というクッションがあります。
重い物を持つと、この椎間板が圧迫され、中の水分が押し出されるような状態になります。
特に前かがみ姿勢では、椎間板の後ろ側へ圧力が集中しやすく、神経周囲への刺激につながります。
これが・ぎっくり腰・ヘルニア・坐骨神経痛などにつながります。
腰だけで持ち上げている人が多い。
本来は、身体は
「足首→膝→股関節→体幹」を連動させて持ち上げます。
しかし、
・足首が硬い
・股関節が硬い
・お尻の筋力低下
・体幹の弱さ
・猫背や反り腰
があると、腰だけで頑張る状態になります。
すると腰の筋肉が過剰に働き、
・筋肉の緊張
・炎症
・筋膜の硬さ
が起こり、痛みにつながります。
〇腰を守る正しい持ち方
腰痛予防では「持ち方」が非常に重要です。
ポイント
・荷物を身体に近づける
・股関節からしゃがむ
・お腹に軽く力を入れる
・脚とお尻を使う
・ひねらず真上に持つ
特に「お尻を使えるか」が大切です。
大殿筋や中殿筋が働くことで、腰への負担を多く減らせます。
腰痛は腰だけの問題ではない
腰痛があると、つい腰だけを揉んだり伸ばしがちです。
しかし実際には、
・足首
・股関節
・お尻
・体幹
などの全身の連動が重要です。
身体をうまく使えるようになると、腰への負担は大きく減らせます。
「腰で持つ」のではなく、”脚とお尻で支える”
これが腰痛予防の大切なポイントです。


