閃輝暗点とは、主に偏頭痛の前兆として現れる視覚の異常です。突然、視界にギザギザした光やキラキラした模様が現れたり、一部がぼやけたり欠けたりするのが特徴です。
この症状は、数分から30分ほど続き、その後にズキズキとした頭痛や吐き気、光、音への過敏さが出ることが多くみられます。
多くの方が「目がおかしいのでは?」と感じます。
しかし、実は、原因は目ではなく脳にあります。特に、視覚をつかさどる後頭葉で一時的な異常が起きることが関係しています。脳の神経が過剰に興奮し、その後活動が低下するという波のような現象が広がることで、あの独特な見え方が起こると考えられています。このため、目を閉じていても見えたり、両眼で同じように症状が出るのが特徴です。
では、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?はっきりとした原因は1つではありませんが、日常生活の中にあるさまざまな要因が引き金になっています。
代表的なのは、ストレスや睡眠不足、気圧の変化、長時間のスマホやパソコン使用などです。これらは自律神経のバランスを乱し、脳の血流や神経の働きに影響を与えるため、閃輝暗点が起こりやすくなります。
また、現場で多く見られるのが、首や後頭部の強い緊張です。デスクワークやスマホ操作が増えた現代では、頭を支える筋肉に負担がかかりやすく、血流が滞りやすくなります。その結果、脳への負担が増え、こうした症状が出やすくなります。さらに呼吸が浅くなっている方も多く、これも自律神経の乱れに関係しています。
症状が出た時の対処としては、まず無理をしないことが大切です。できるだけ暗く静かな場所に移乗し、目を閉じて安静にしましょう。スマホや強い光は刺激になるため避けるのがポイントです。深呼吸をゆっくり行うことで、神経の興奮を落ち着かせる効果も期待できます。
注意したいのは、症状がいつもと違う場合です。例えば、片目だけに異常が出る、1時間以上続く、初めてで強い不安を感じるといった場合は、目や脳の別の病気の可能性もあるため、医療機関での検査をおススメします。
閃輝暗点は怖い症状に感じますが、身体からのサインでもあります。大切なのは「なぜ起きたのか」を見直すことです。日々の姿勢、肩や首の状態、睡眠、ストレス、呼吸などを整えていくことで、発生頻度を減らしていくことは十分可能です。
当院では、首や頭周りを緩める施術と、身体を支えるための動きを整えるアプローチを組み合わせ、再発しにくい状態作りをサポートしています。気になる方は早めのケアを心がけてみてください。

