ふくらはぎと腰痛の関係について

腰痛というと「腰そのもの」が原因と思われがちですが、実はふくらはぎの硬さが関係しているケースは少なくありません。

ふくらはぎは歩行や姿勢保持に大きく関わる筋肉であり、硬くなることで足首の動きが制限されます。

 

特に足首が十分に曲がらなくなると、

しゃがむ・歩く・階段を降りるなどの動作で。本来足首が担うはずの役割を膝や股関節、腰が代償するようになります。

この代償動作が続くことで、腰への負担が増加し、腰痛につながってしまいます。

 

また、ふくらはぎが硬い人は重心が前に偏りやすく、身体はバランスを取ろうとして反り腰になりやすくなります。

反り腰になると、腰の筋肉は常に緊張した状態になり、慢性的な腰の張りや痛みが起きやすくなります。

 

さらに、ふくらはぎの硬さは歩き方にも影響します。

蹴りだしが弱くなることで、

・ペタペタ歩き

・小股歩き

・膝を曲げたまま歩く

などの状態になり、衝撃吸収が上手くできなくなります。

その結果、腰への負担がさらに大きくなってしまいます。

〇なぜふくらはぎは硬くなるのか?

ふくらはぎが硬くなる原因として多いのは、

・長時間の立ちっぱなし

・デスクワーク

・運動不足

・足首の可動域低下

・猫背や反り腰

・お尻や体幹の筋力低下

などです。

特にお尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)が弱くなると、本来お尻で支えるはずの負担をふくらはぎが代わりに頑張るようになります。

すると、ふくらはぎは常に緊張し、硬くなりやすくなります。

〇こんな症状がある人は注意

・しゃがむとかかとが浮く

・足首が硬い

・前屈すると腰が張る

・長時間立つと腰が痛い

・よく足がつる

・歩くとふくらはぎが張る

このような症状がある場合、腰痛の原因がふくらはぎにある可能性があります。

〇改善のポイント

改善には、単純にふくらはぎを揉むだけではなく、

・ふくらはぎのストレッチ

・足首の運動

・股関節の柔軟性改善

・お尻や体幹の筋肉強化

を組み合わせることが重要です。

腰だけを治療してもなかなか改善しない人は、ぜひ「ふくらはぎ」と「足首」の硬さにも注目してみて下さい。

慢性腰痛について
脊柱管狭窄症について