今回ご紹介するのは、長年偏頭痛に悩まされていた患者のケースです。
仕事中にひどい頭痛が起きて、薬を飲んでも頭痛が治まらない状態でした。
身体の状態を確認すると、首のカーブが少なくなり、頭が身体より前に出るストレートネック姿勢がみられました。
〇ストレートネックによる体への負担
人の頭は約4~6kgあります。
本来は、首のカーブによって頭の重さを分散しています。しかし、ストレートネックになると首や肩の筋肉が常に緊張した状態になります。
特に、後頭部周囲の筋肉・僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋
などに負担が集中しやすくなります。
その結果、首や肩のコリだけでなく、頭痛を誘発する要因になることがあります。
〇偏頭痛と姿勢の関係
偏頭痛は血管や神経、自律神経、ホルモンバランスなど複数の要因が関係すると考えられています。
そのため姿勢だけが原因とは言えません。
しかし首や肩の緊張が強い状態が続くと、頭痛を悪化させたり、頭痛が起こりやすい環境を作ってしまうことがあります。
〇取り組んだこと
この患者には
・首の負担を減らす姿勢改善
・胸郭の柔軟性向上
・肩甲骨の可動域改善
・自宅で出来るセルフケア
を継続していただきました。
すると、徐々に頭の位置が整い、首や肩の緊張が軽減。
患者からは、
「頭痛が出る回数が減った。」「薬に頼る頻度がなかり少なくなった」「仕事に集中できるようになった」
という変化を感じていただけました。
〇まとめ
偏頭痛はさまざまな要因が関係するため、首や姿勢だけで説明できるものではありません。
しかし、ストレートネックによる首や肩への負担を減らすことで、頭痛の頻度やツラさが軽減するケースもあります。
頭痛でお悩みの方は、首だけでなく、姿勢全体や身体の使い方を見直してみることも大切です。
身体にかかる負担を減らすことが、快適な毎日への第一歩になるかもしれません。

