体重移動が外側に入るとなぜいけないの?

体重移動が外側へ偏る状態は、身体全体へのバランスを崩し、膝・股関節・腰への負担を増やす原因になります。

本来、足裏は

・親指側

・小指側

・かかと

の3点でバランスよく支える構造になっています。

しかし外側重心になると、小指側ばかりに体重が乗ってしまいます。

すると足裏のアーチ機能が上手く働かなくなり、身体へ伝わる衝撃を吸収しにくくなります。

さらに、外側重心では親指が使いにくくなります。

本来、親指には「地面を押して前へ進む」という大切な役割があります。

しかし小指側ばかりに乗ると、

・踏ん張れない

・推進力が低下する

・歩行が不安定になる

といった問題が起こります。

また、外側へ体重が偏ると、膝が外へ開きやすくなります。

すると、

・太ももの外側ばかり使う

・内転筋が弱くなる

・O脚が進行する

という状態になります。

特に外ももやふくらはぎ外側が張りやすい人は、外側重心になっているケースも少なくありません。

さらに、股関節にも大きな負担がかかります。

外側重心では股関節が外旋方向へ偏りやすく、お尻の外側やふとももの外側ばかり使いやすくなります。

その結果、

・股関節のつまり感

・お尻外側の張り

・腸脛靭帯の緊張

などが起こりやすくなります。

また、片脚立ちが不安定になるため、歩行時に身体が左右へ揺れやすくなります。

すると腰の筋肉は過剰に頑張り、

・腰の張り

・慢性腰痛

・疲れやすさ

につながります。

外側重心の人には、

・靴の外側だけ減る

・がに股歩き

・O脚

・足首をひねりやすい

・小指側に体重が乗る

・長時間歩くと疲れる

といった特徴がみられます。

改善するためには

・足指をしっかり使う

・特に親指で地面を押す

・足首の柔軟性を高める

・内転筋を鍛える

・中殿筋とのバランスを整える

・骨盤を安定させる

ことが大切です。理想の歩行では、「踵→足裏全体→親指」へスムーズに体重移動します。

足裏のバランスが整うことで、歩き方だけでなく、姿勢や腰への負担も大きく変わります。

腰痛や膝痛がなかなか改善しない方は、まず足裏の体重移動を見直してみることが大切です。

慢性腰痛について